マヨヒガへの道

東方関係、主に霖之助と少女達のお話。時々旅行記。

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道具屋の姉

pixivに投稿してたお話。
某氏の漫画を見て思いついたお話。
藍姉ちゃんと言わせたかっただけなんです。










「霖之助、お茶のお代わりを頂戴」
「藍さん、ここは茶屋じゃないと何度も言っているのですが……」

僕はそう言いつつも、藍さんの差し出す湯飲みを受け取る。

「いやいや、霖之助の淹れるお茶は美味しいからね、つい何度も飲みたくなるのよ」
「僕が淹れるより藍さんが淹れた方が美味しくできるじゃないですか。」

ちょうど僕のお茶も無くなった所なので、一緒に淹れることにする。
「最後の一滴までゆっくり注ぐように」と、教えられた通りに注ぎ、藍さんへ湯飲みを返す。

「そこは気分の問題よ……ふぅ、やっぱり美味しい。」

そういうものかな、と思いながら自分の湯飲みを傾け、口の中へ流し込む。
いつも通りの程よい渋みと微かな甘みが口の中へ広がる。

「しかし、寂しいわねぇ」
「何がですか?」

やはり茶菓子を出さなかったのがまずかったのだろうか。
お昼に食べようと思って、今日手に入れた羊羹の隠し場所を思い出す。

「『藍さん』だなんて、そんな他人行儀な」
「いや、特に他意は無いのですが。」
「シクシク、寂しいわぁ……」

寂しいのが本当かどうかは分からないが、袖口を目元に持っていって、泣くフリをするのは止めて欲しい。

「昔みたいに藍ねえちゃ……」
「駄目です、それ以上はいけません」

それは本当にアウトなので勘弁して欲しい。

「残念ね」

全く残念そうに見えないのは僕の目がおかしいせいだろうか?

「さて、休憩もこの辺にして、仕事に戻ろうかしら」

懐から取り出した物を机の上に置き、そのまま立ち去ろうとする藍さんを呼び止める。
中身についてではない、今日持ち去る物についてだ。

「入り口から右手二番目の棚、上から2段、左から5個目の物と正面にある黄色い箱の中の一部だよ。」
「わかりました」

幻想郷で表には出してはいけないものを偶に買い取ってくれる。
藍さんが買い取る以上は貴重な品だとは分かっているが……

拒否をすると彼女の主人である紫に強制的に没収されてしまう。
一応買い取ってくれるという事なので、受け取れる物は受け取りたい。

「それと……戸棚の中に隠してある羊羹を頂くわ」
「はぁ……わかりました……」



やはり、藍さんには頭が上がらない。
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  1. 2011/05/31(火) 22:20:32|
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